宗教や心のこと

宗教や心について、考えたこと

Views of life and death

大寒から立春にかけては、一年で一番寒い時期とされますが、今年の冬は例年にも増して暖冬で、寒波がやって来てもすぐに引っ込んでしまいます。

冬らしくなくて物足りない気がします。

トロントにしばらく居ましたが、高緯度で内陸部のため、冬は度々マイナス20℃くらいまで下がり、「直接深い呼吸をするなよ。肺をやられるぞ」と言われたことを思い出します。冬はナイアガラもかなり凍り付いていました。でも夏は夏で30℃くらいまで上がりました。

カナダ人は穏やかでシャイだといわれます。縁のあった人たち個人個人を思い出すと、そうかな?と思いますが、隣の国と比べると、確かにそうかもなと思ったりします。街は整然として、社会のルールをちゃんと守る、わきまえた人が多かったように思います。

カナダはキリスト教の国ですが、若い人は無宗教の人も多かったです。いま、カトリック40%、プロテスタント30%くらいで、無宗教が20%以上だそうです。

仲の良かったStephenがよくOh, my God! と言うので、軽々しくGod って言ったらダメなんじゃないの?と聞いたら、Oh, my God! はみんな普通に言うよ? four letter words 同様にね。でもGodは信じてない。無宗教だからね。ただのフレーズだよなどと言いながら、照明を点けつつ、Let there be light! と言っておどけていました。

私が、日本では eight million gods なんだと言うと、Stephen は目を丸くして面白がっていました。

輪廻転生は元々は仏教にくっ付いて輸入された古代インド人の死生観です。日本は仏教以前はあの世とこの世の境目が曖昧で、インフィニットバスみたいだったようです。今でもお盆には亡くなった肉親が帰ってくると思っている日本人ですから、飛鳥時代、輪廻転生の思想を聞いて、Stephen 同様に目を丸くしたことだろうと思います。