浄土真宗を称するS会(3)
S会は最近になって、大きく変化しているようです。自分なりにS会の今昔をまとめてみました。
①勧誘や入退会について
昭和後期~平成前期;
・大学で、団体名を隠しての偽装勧誘が
大きな成果を上げた。
・親元から離れた学生を狙い、他と交際
させず信者のみで囲いこんで洗脳。
・現在の布教師の大半はこの時に入信。
超一流大学出身の人も少なくない。
・この頃が宗教団体としてのピーク。
平成後期;
・大学での偽装勧誘が社会問題化、
大学側のカルト対策もあり勧誘が
実り難くなった。
・浄土真宗の本流を邪教扱いし、独自
の「正しい教義」を打ち立てたが、
実はほぼ全て他人の著作のパクリで
あることがバレて以来、昔からの
会員がどんどん離脱し会員数が減少。
・SNSの時代になると、団体名を隠し、
「こくちーず」や「ジモティー」
などで東洋哲学を学びませんか等と
誘い出して、SNSグループに入れて
友人関係を作るところから始める
ようになった。
現在;
・昔からの会員の離脱は続いており、
大学での勧誘も芳しくないが、
一般社会人やリタイヤした人の
新規勧誘が好調。SNSの恩恵あり。
・海外での新規勧誘が好調。
※キリスト教系新興宗教団体などと同様、
「宗教を知らないが興味はある人」を狙う。
宗教を知識としてある程度知っている
人を下手に誘うと不審がられるため。
②トラブルについて
暴力、犯罪行為;
・日蓮系の顕〇会のような、入信強要
や入信させるための暴力事件は、
昔から無く現在も無し。
・退会時に暴力行為を受けたり監禁
などの犯罪行為を受けることも
昔から無し。口汚く罵るのみ。
(日蓮系の〇正会のような暴力事件が
無い事を自慢している信者もいる)
(但し、詐欺まがいの販売行為を
している信者はいる)
迷惑行為;
・布教師が退会者の家に真夜中に押し
かけて、本尊を返却しろと押し
問答をしたことがある。
・滋賀で信者が退会する際、建物から
出さないぞ等としばらく押し問答
したことがある。
・近年は上記の類の迷惑行為をやって
いない。
その他;
・教祖の息子(二代目)が女性布教師
と不倫した、許せないと大騒ぎして
いる多くの信者や布教師たち。
ある意味田舎の牧歌的な集団。
③教義について
A;阿弥陀仏の救いが無ければ全ての人が
無間地獄に堕ちるとする「地獄脅し」は
一時期あまり強調しなくなったが、暫く
して復活。ずっと一貫した根本教義。
B;浄土真宗なのに、まず法蔵菩薩の
第19願(自力の善行)をやり抜く
よう言われるのは今も昔も変わらない。
このステップで、布施(お金の寄付)
が実質上強要される。
そしてこの第19願をやり抜いて
第20願、第18願へと進んだ者は、
対外的には居ることになっているが、
事実上は教祖自身も含め誰も居ない。
C;現在はSNSやS会の人生相談サイトで、
ソフト路線を展開。少数の信者から搾り
取るよりもソフト路線で多くの信者を
獲得して、広く浅く取る方向へ変更
しようとしている?
D;現在では給料の支給が停止されて困窮
した超一流大学出身の一部の布教師たち
が、自分の会社や法人を立ち上げて
仏教ビジネスを開始し成功。
ただ浄土真宗とはいえず、あちこちの
宗派の教義を寄せ集めたキメラ仏教を、
なんとなく教えている。
④S会本拠地にある巨大講堂での法話
過去;教祖しか説法できなかった。
現在;一般の布教師も説法するように
なった。教祖がかなり高齢のため、
体制維持の布石。
⑤情報公開について
過去;秘密主義
現在;直近ではかなり情報を公開する
ようになった。
・私が偽装勧誘を受けていたとき、
一流大学出身と言っていた布教
師が、実は高卒だった。
(学歴はどうでも良いが、学歴
詐称はどうでも良くない)
・行事予定を一般に公開する
ようになった。
・ネットに布教師の本名をフル
ネームで出すようになった。
何だか良い方向に変化する兆しのようにも見えますが、実際どうなのでしょうか。
今後は、
1)「阿弥陀仏の救い無くば全人類は必ず無間地獄へ堕ちる」と脅すのを止める。
2)「他教他宗を信じる者は必ず無間地獄に堕ちる」と脅すのを止める。
3)唯一の真実の教えを説くための「方便」であるからと、勧誘などで平気であれこれ嘘をつくのを止める。
4)信者からえげつなく搾取するのを止める。せいぜいキリスト教並みの、収入の10%まで。出来れば伝統仏教並みに。
と変わっていってほしいものだと思います。そうでなければ浄土真宗を称するのを止めてほしい。
浄土真宗の説く教義は唯一の真実であるとはもちろん言いませんが、心のよりどころを求める人にとって良き選択肢となりうるものだと思います。
※3/9 見やすさを改善