宗教や心のこと

宗教や心について、考えたこと

方程式など要らん

私が子供の頃は「学校で習ったことなんて、社会に出たら何の役にも立たないぞ。方程式など要らん。」云々と説教をするおじさんがよく居たものでした。そんな事よりも協調性や忍耐力が大事だと言うのです。

しかしいま、職場内で手厚い教育が受けられる時代はとうの昔に終わっているし、協調性や忍耐力はあっても仕事が出来ない人は、昔は「職場の和ませ役だね」ともいわれたものですが、いまはフリーライダーとして扱われるようになっています。協調性や忍耐力は当たり前で、仕事の遂行能力が問われます。

おじさんの説教は、終身雇用が当たり前で企業に体力があった時代にはそれなりの説得力がありましたが、バブルがはじけた後は完全に戯言になっています。諸行無常です。

ちなみに私の場合、おじさんが要らんと言った方程式をはじめとする数学のスキルがないと仕事になりません。また国語を知らないと、職場内では笑って済みますが、契約や対外的な文書を作るときは文言の誤りがあってはならず、また報告書にメクラ判も押せません。英語は海外拠点での仕事や生活に必要です。おじさんの説教を変に真に受けないで良かったと思います。