宗教や心のこと

宗教や心について、考えたこと

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

死後どうなる?⑵

宗教では死後の世界はこうであるぞよと、まるで見てきたように断言します。仏教では六道輪廻、キリスト教ではハルマゲドンまで一旦死者の世界へ留め置かれ、その先は天国か地獄・煉獄です。なぜこんな教義が出来上がったのでしょうか。 まず仏教について考え…

死後どうなる?⑴

死後どうなるかは、当然ながら死んでみないと分かりません。臨死体験を語る人がいますが、たとえ心臓が止まっていたとしても彼らは一度死んで生き返った訳ではありません。 臨死体験には洋の東西を問わず共通のパターンがあって、暗いトンネルを通ったり、光…

百億の昼と千億の夜

(この漫画版を読んだのは中学に上がる前後であり、随分昔のことです。手元に無いので記憶を頼りに下記を書いています。細部に誤りがあるかもしれません。) 主人公は阿修羅王といって中性的な少年です。準主役として同志となる気弱な青年シッタータ(釈迦)…

大乗仏教の方便

仏教は釈尊から始まりますが、彼の著作物は何もありません。大乗経典は釈尊死後400年ほども経ってから成立していて、経典中に如来や菩薩が出て来たりしますが、全て後世の人の創作です。またインドでは釈尊在世以前から業や輪廻の存在が信じられてきましたが…