宗教や心のこと

宗教や心について、考えたこと

急性肺炎でお迎え

しばらく仕事で海外に行っていました。

今回は渡航先への入国時に滞在先と連絡の取れる電話番号、それに日本の住所と電話番号の記入を求められましたが、それは例の新型コロナの影響です。滞在先のホテルでは、朝食バッフェ会場入り口で毎朝、全員を対象に手指のアルコール消毒と非接触式体温計での体温測定が行われていました。朝風呂に入った後で朝食に行った日は体温が平熱に戻っておらず、慌てて高熱の理由を説明したりしましたが、何とか伝わりました。やはり小原庄助はいけません。

帰国時は減便の影響で代替便に搭乗しましたが、空港で arrival や departure のモニターを見ると、多くが cancelled となっており、余波をもろに受けている航空会社は苦労しているだろうと思います。


今回の新型コロナは罹患者の年齢によって致死率が異なり、報道によると10~30歳代までは0.2%で、40歳代で0.4%。首相が全国の高校生以下の子供を登校させず休ませるように地方自治体に要請したりと混乱は広がっていますが、核家族にとっては新型コロナと言えどインフルエンザの致死率0.1%と大差なしと言えば大差なしです。高校生以下の子供たちは全国に1300万人も居て、ひとり親家庭も多いことから、必要な対策を強化しつつ当たり前に通学・入試・卒業させた方が良いのでは?と思います。

一方、50歳代以上は?というと、50歳代で致死率1.3%、60歳代で同3.6%、70歳代で同8.0%、80歳代で同14.8%。子供を登校させずに休ませるよう要請した首相の脳裏には、主に地方で三世代同居している家庭のご老人方(=支持層)の持つ票があるように見えてきます。無症状の子供からお年寄りがウイルスをもらってしまうためです。

首相は声明を出すならば3世代以上の同居家庭と核家族家庭で対応を分ける旨の声明して必要な対策を取る努力をすべきで、いずれにしても、政治に智と信念が無ければ今後も場当たり的に右往左往が続くと思います。台湾のオードリー・タンさんや上司である蔡総統を見習ってほしい。


ちなみにこのお年寄りを狙い撃ちするような新型ウイルス、私は個人的には悪くないと思っています。今や2人に1人が罹るという癌で長期間苦しんだり、脳血管障害で身体が動かせず寝たきりになって酷い目に遭うよりは、こういう病気で急性肺炎となりサクッとあの世に行く方が私自身にとっては余程マシだと考えているからです。私自身、生物としての基本的なことが自分で出来なくなったら、このようなウイルスにお迎えに来てほしいとすら思います。まあ、まだ元気なうちにお迎えが来てしまうこともあるでしょうが、水際対策が非常に困難な性質のウイルスなので、自分で出来る防衛策をキッチリやってその上での事ならば、それはそれで已む無しです。そんなに都合よくあれもこれも求めてはいけません。

ちなみに急性肺炎で死ぬことは、そう悪いことではないようです。急性なので苦しむ期間も短く、また高熱で意識が朦朧とするためです。それに脳が低酸素状態になると、脳本来が持ついろいろな機能が動き出して、非常に良い気持ちになったり、神秘体験をするようになるため、そのような状態で死んでいけます。(脳に意図的に低酸素状態を作り出すスタニスラフ・グロフ博士の「ホロトロピック呼吸」参照)

必要なのは、いつ死んでも良いように家族と自分の死後のことを決めておくことで、大切なのは、いつ死んでも良いように生きることだと思います。